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【アニメ】翠星のガルガンティア 最終回

翠星のガルガンティアの最終回まとめ感想です。

◇総評
ロボットアニメと言えば、敵対勢力との戦争を描くものが多い中、本作は異文化交流に主軸を置いた、少し変わったロボットアニメ。
似た様な作品が量産される現状に辟易としていた私にとっては、非常に興味深い作品として視聴させて頂きました。

本作でまず惹かれたのは、“設定・世界観”ですね。

異文化の言語を即座に翻訳し、状況を分析してレドに適切なアドバイスを送る、チェインバーの「パイロット支援啓発インターフェイスシステム」…要は“喋りまくるロボット”というのが新しいロボット像を提示していて面白かったです。
適度なリアリティがあって、近未来には本当にこんなロボットが出来るかもしれない…というワクワク感がありました。

世界観という意味では、ガルガンティアの生活様式が印象的でしたね。
前時代的でアナログな文化ではあるのですが、人々には活気があって、自然と調和していて、弱者やマイノリティを受け入れる多様性もある。(オネェもいましたからねw)
海の上というロケーションも含めて、非常に魅力的な舞台でした。


そして、本作で何より素晴らしい点として、私は“ストーリー”を挙げたいと思います。

前半の物語は、ガルガンティアの人々との交流を通して、主人公・レドが成長していく様子が描かれていくのですが、思わず泣いてしまうシーンが何度もありました。
ただの戦士でしかなかったレドが人間性を獲得する過程は感動的でしたし、幼いながら人間の本質を突いた発言をするベベルにも泣かされましたよ。

また、怒涛の展開を迎える後半の物語も面白かったですね。
クジライカの正体は衝撃的なものがありましたし、旧文明の遺跡を巡る争いは、人間の傲慢さ・愚かさを象徴するかの様で考えさせられるものがありました。

最終的にレドはクーゲルと対峙するわけですが、クーゲルを「ロボから降りなかったレド」と見立てれば、レドが過去の自分を乗り越えるという意味もあったのかもしれません。

更に深読みすると、神を自称するストライカーを倒すという意味には、ある種の実存主義的なテーマが含まれてる気もします。

当たり前の様にある歴史や常識や習慣。
それを何の疑いもせずに受け入れるのではなく、まず自分で考えろ!という事ですね。

ただの感動話で終わらせる事なく、深いメッセージ性も内包した上で、最後はハッピーエンドで終える。
これ以上の物語はありませんよ、最高です。


さて、一方で不満点についてですが…ほとんどありません。(笑)
オリジナルアニメという事で1クール内で全てまとまっていますし、脚本や演出でノイズを感じた部分もありませんでした。

それでも敢えて言えば、チェインバーのエネルギー源が気になったかな。

「エネルギー残量が…」という台詞があったので、無尽蔵なわけではないようですし、どうやってエネルギーを補充しているのかは気になりました。
まぁ、些細な事ですけどね。


感想は以上です。

この作品が言いたかった事は、「思考停止するな!」って事だと思います。

殻に篭もって排他的な態度を取るんじゃなくて、外に出て会話をしよう、コミュニケーションを取ろう。

最初は分かり合えないかもしれない。

でも、時間をかければ分かり合える事もあるかもしれない。

ロボットだって進化出来るんだ、人間に出来ないわけがない。

思考停止の先には暴力しか、戦争しかないよ。

だから、考えて考えて、諦めずに対話して。


…とまぁ、そんな事を思いました。

設定は面白いし脚本も隙がなくて、流石、虚淵玄といった感じでしょうか。

しかし、考えてみると、虚淵作品は「思考停止した人間」がモチーフになる事が多いですね。
この人の中の1つのテーマなのかもしれません。

現在のアニメ界で最重要人物の1人である事は間違いないんで、次回作にも期待しています。

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【TV】『翠星のガルガンティア』

   原作:オケアノス 原案:村田和也・虚淵 玄(ニトロプラス) 監督:村田和也 アニメーション制作:Production I.G 出演:石川界人、金元寿子、大原さやか、小西克幸、杉田智和、...

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