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【アニメ】はたらく魔王さま! 最終回

はたらく魔王さま!の最終回まとめ感想です。

◇総評
ファンタジーの要素を取り入れた、カルチャーギャップコメディ。

本作の良いところは、まず“設定のキャッチーさ”でしょうね。
「異世界の魔王が、日本でフリーターとして働く」という一文を聞いただけでも、何となく面白さが想像出来るのではないでしょうか。

そして、その期待は裏切られる事なく、想像以上の面白い作品になっていました。
特に私が関心したのは、“ディティールのある描写”です。

例えば、エンテ・イスラでは、その世界専用の言語が用意されていたり。
魔王達の食事が、コンニャクとキュウリだったり。(ハンバーガーを分解して、おかずの代用にしてたりw)
点滴一本ですら惜しむ、芦屋の金銭感覚だったり。

本作の肝となる部分は、異世界と現代日本のギャップであり、ギャップを描くという事は、2つの世界の差異を描くと言う事。
つまり、どれだけディティールを突き詰めて、リアリティのある世界を描けるか?という事がポイントになるわけです。

そういう意味では、上記した描写や映像の綺麗さも相まって、世界観に説得力がありましたし、2つの世界の差異もより際立っていました。

今まである様でなかったニッチな作品だとは思いますが、作り自体は堅実で、非常にクオリティの高い作品でしたね。


さて、一方で不満点ですが、「魔王が日本に適応するのが早すぎる」と感じました。
これには2つ問題があって、1つは「もっと魔王が日本文化に戸惑うところを見たかった」という事です。

なにせ、第1話のBパートで既に日本に適応してしまったので、魔王が日本にビックリしたりトラブルに遭ったりというシーンがあまり描かれなかったんですよね。
こういうのはベタだけど面白いと思うんで、カットしちゃって勿体ないな~と思いました。

そして、もう1つの問題は、「魔王が改心するところが描かれてない」という事です。

本作では、異世界での魔王の残虐性を示す描写などは特にないのですが、それにしても魔王というモノに抱く普遍的なイメージとは掛け離れた好青年となって真奥貞夫が登場するので、物語的な整合性が取れていない様に思いました。

異世界に戻るという最大の目的を放棄してまで、人間界の道路やビルを直す事を優先するのなら、それなりに大きな理由が必要だと思うのですが…。

例えば、道で倒れたところを誰かに助けられるとか、働いた金で買ったハンバーガーが旨かったとか。
そんなエピソードを1つ挟むだけでも、大分違ったんじゃないかなと。

端的に言うと、成長が描かれてなくて、最初から成長してしまっているんですよね。
どういう意図があるのか分かりませんが、これもまた勿体ないな~と思う部分でした。


感想は以上です。

「六畳一間に男3人で貧乏共同生活」、実際に自分がやりたいかと問われれば、応えは「ノー」でしょう。

でも、この作品を見ていて、彼らからは悲壮感を感じなかったし、むしろ楽しそうだな~というか、微笑ましく見ていられました。

何故なら、彼らには金銭的・物質的な豊かさはないけれど、目には見えない豊かさがあったからです。
苦労を共にする仲間や、食事を共にする友人がいて、魔王城復興という夢があり、仕事にもやりがいを感じている。

第2話にあった、遊佐恵美の寂しげで単調な日常シーンとはすごく対照的で、私はここに本作の批評性を少なからず感じるのです。

「貧乏でも希望があれば良い」なんて郷愁であり幻想なのかもしれない。
だけど、彼らに共感したのは事実だし、希望もなく孤立していく様な社会を私は望みません。


…ま、そんな堅い話は抜きにしても、単純にアイツらの事が好きなんですよね。
また会いたいし、第2期も当然期待してます。

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