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【アニメ】PSYCHO-PASS サイコパス 最終回

PSYCHO-PASS サイコパスの最終回まとめ感想です。

◇総評
映画『ブレードランナー』を彷彿とさせるサイバーパンクな犯罪捜査アニメ。
個人の心理状態から将来性に至るまで、全てを管理された究極のディストピアを描いた世界観が非常に興味深かったです。

ストーリー部分で印象的だったのは、第14話。
公衆の面前で堂々と行われる暴力行為に対し、ただ傍観するだけの一般市民…という画には衝撃を受けました。

それまでの物語では「サイコパスな犯罪者=悪」という図式で描かれていたものが、ここで一気に崩れさるんですよね。
人が殴られていても何も行動を起こさない…この人達の方が“サイコパス”なんじゃないか?というパラダイムシフトが起こる。
つまり、本作の「サイコパスって何?普通の人間って何?」というメインテーマが浮かび上がるわけです。

ある意味、前半部分はこの場面に向けての前フリでしかないわけで、ここから後半に掛けてが飛躍的に面白くなっていきました。


あとは、本作の裏主人公である槙島聖護についても触れておきましょう。

犯罪物語を描く際には、魅力的な悪役を配置する事も必要になってくるわけですが、本作の槙島はなかなか良かったと思います。
小説の一文を引用する独特な語り口だったり、物事を俯瞰した様な上から目線の物言いだったりと、作中でも言われてた様にカリスマ性を感じるキャラクターでした。

そして、重要なのは槙島の言ってる事も「一理ある」という事ですね。
完璧な計画性と大胆な実行力があるだけでは不十分で、そこに感情移入せざるを得ないイデオロギーがあるかどうかが、良い悪役と悪い悪役の境目なのかなと思います。

そういう意味では、槙島は良い悪役でした。
最後の最後、狡噛に殺される事によって、自らの望んだ人間性を獲得するというのは皮肉な結末でしたが…。


さて、ここまでは褒めてきましたが、一方で難点を挙げるとすれば、私はヒロインである常守朱がちょっと苦手でした。

彼女の垂れ目で寝ぼけたルックスや花澤香菜の甘ったるい声質など、本作のシリアスな雰囲気とはちょっと齟齬があった様な気がします。
緊張感が悪い意味で削がれてしまうんですよね。

まぁ、登場人物が男だらけになってもいけないし、強気な女性だと『攻殻』になってしまうし…。
で、彼女の様な警察とは一番遠い位置にいる子の成長物語にしていこう…っていう流れは分かるんですが、もうちょっと警察官としての心構えが欲しかったかなと。
あれじゃ、本当に学生気分のまま警察になったみたいで萎えるんですよ。

この辺はもう少しギリギリのリアリティを追求して欲しかったかなと思います。


感想は以上。

人間が生きて行く上で面倒くさいと感じる思考や決断を、全て代行してくれるシビュラシステム。
それは一見すると便利な様だけど、本当にそれで良いのか?という事を考えさせられる作品でした。

ラストを明確にせず、シビュラに委任する世界とシビュラから独立する世界の両方の可能性を提示している事からも、この作品を見た視聴者がどう考えるのかが大切なのでしょう。

また、この世界から逆説的に、面倒くさいと感じられる事の素晴らしさや、生物として多様性を持つ事の重要性を気付かされた気もします。

犯罪を描いた作品ではありますが、非常に多くのメッセージ性・テーマ性を織り込んだ良作でしたね。

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