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【アニメ】夏色キセキ 最終回

夏色キセキの最終回まとめ感想です。

◇総評
長年アニメを見てきましたが、どう評すれば良いのかよく分からない…。
なかなかの珍アニメだったな~というのが、正直な感想です。

ぱっと見は、「女子高生の日常アニメ」という感じなんですが、それに加えて、「友人の引越し」というシリアスな要素や、「御石様による超常現象」というファンタジー要素なども入ってくる為に、予想以上にカオスな内容となっているんですよね。
なので、どういう角度から、どういう視線で見れば良いのかよく分からずに、混乱してしまうのです。

私が特に疑問に感じたのは、ストーリー構成の部分。
第1話に「紗季が引越しをする」という、重たい話を持ってきた事が、全ての元凶になっている気がしてなりません。

この物語の基本は、「超常現象を通しての少女達の成長物語」だと思うんです。
ところが、初回にシリアスなテーマを持ってきたが為に、物語の主軸がブレてしまったんですよね。

「紗季の引越しはどうなっちゃうんだろう?」と思って心配して見ていたら、いつの間にか、その問題は棚上げされてしまって、しばらく経ったら、また紗季の引越し問題が浮上して…という感じで、物語が行ったり来たりしている印象を受けました。

個人的な考えを言うなら、紗季が引越しを告白するのは、もっと後半でも良かったと思います。
前半はもっと日常アニメ的なテイストにして、後半からはシリアスな方向にギアチェンジした方が、メリハリが利いて見易くなったんじゃないかな~と。

おそらく、“紗季との思い出作り”という一面を強調する為に、敢えて、その話を初回に持ってきたのでしょう。
でも、思い出って意識的に作るものなんですかね?
そういうのは、振り返った時に自然と蘇えるから、感動すると思うんです。
だから、例えば、最後に4人がバラバラになってしまった時に、みんなが自然と思い出を蘇えらせて、再び友情を取り戻す…そして、エンディングへ…という構成にした方が、よっぽど思い出の大切さが伝わる気がするのですが…。


で、ストーリー構成がこうグダグダだと、他の部分にもシワ寄せがやってくるわけで、キャラクターの描写不足、特に紗季のキャラクターはかなりブレブレになっていました。

例えば、第1話であんな厳しく夏海を突き放した理由は分からないままですし、アイドルのオーディションに行ったら突然としてアイドルへの憧れを語りだし、東京に通う為に親を説得するとまで言う始末…。

え?この人、アイドルの事をどちらかと言うと、バカにしてませんでした?
てか、これで引越しをキャンセルするなら、今までの話は一体何だったの?…って感じで、言っている事が支離滅裂なんですよね。
紗季は物語のキーとなる存在なので、余計に物語に振り回されてしまったのかもしれません。


この様に、物語でもキャラクターでも問題のある本作ですが、その中でも私が1番良くないなと思う部分があります。
それは、「メインキャラクターの4人を見ていても、楽しくない・心地良くない」という部分。

こういう女子高生4人組の話となれば、「この4人を見ているだけでも楽しい」というだけで成立する部分もあるのですが、本作に関してはそういう事を感じなかったんですよね。
この4人を見ていても、本当に仲が良いようには思えないというか、リラックスして付き合える関係には見えないんですよ。

おそらくは、4人の中に母役を引き受けられる様な、包容力のあるキャラクターがいなかったのが原因かなと。
夏海・紗季・優香の3人はどれも攻撃的な性格をしてますし、凛子は大人しいけど包容力があるわけではありませんからね。

こういったキャラクター構成を見ると、騒がしいのは確かだけど、その分ケンカも多そうで疲れそうだな…という気がしちゃって、私にはあまり魅力的には映りませんでした。
夏海と紗季のキャラクターは被っている部分もあるので、もうちょっと差別化出来れば良かったかもしれません。


さて、ここまでボロボロに貶してしまうと、「じゃぁ、良いところはないのか?」って話になりますよね。

物語・キャラクター・作画…となると、残っているのは、「スフィアの4人が主演」という事ぐらいしか、特にこの作品が誇る優位性はないのかもしれません。

でも、これってスフィアのファン以外から見たら、どうでも良い事だったりするわけで…。
既に他のアニメでは、それぞれ主役を張る程の実力を持っているわけですから、今更彼女達が4人揃ったところで、特別な驚きはありませんよね。

例えば、「AKBのメンバーが主演」というなら、彼女達が声優としてどこまでやれるか?その実力を計るという楽しみがあるでしょう。
それならば、スフィアはアニメではなく、実写ドラマをやるべきだったんじゃないかなと。
その方がスフィアの新しい魅力を発掘出来たかもしれないし、新しいファン層の獲得も狙えたんじゃないでしょうか。

しかし、アニメ業界も自分からこういう事をやりだす様になっちゃったのかと思うと、なんだか残念ですね。
こういうプロモーション目的のキャスティングって、我々アニメファンが一番嫌いな愚行だったわけじゃないですか?
アニメの事が分からない、映画業界の人間がそれをやるならまだしも、今回はアニメ業界が率先してやったわけで…。

アイドル声優や声優ユニットの存在は否定しないけれど、彼らはアニメがあっての声優なわけで、アニメ自体よりも前に出るのは好ましい状況じゃないなとは思います。
アニメよりも、声優がキャスティングボードを握る時代が来たら、日本アニメの終わりの始まりかもしれません。


さてさて、話が少し脱線してしまいましたが、感想は以上です。

ほとんどディスってばかりでしたが、“ディスり甲斐”のある作品だとは思いますよ。

作品の内容もそうですが、本作の立ち位置まで含め、全てが珍妙な作品である事は確か。

「アイドル声優ユニットを売りにしたアニメ」という意味では、歴史的な価値もあるかもしれません。

アニメファンを自負するのなら、この混沌にお付き合いしてみては如何でしょうか。

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